我々は利子という目に見えない義務を負い、中央銀行という名のお金の発行者に搾取されています。
以下の寓話をご覧下さい、お金の仕組みと問題点を簡単に理解することが出来ます。
あるところに、自給自足をしていて、足りないものは物々交換で補っている100人ほどの小さな村がありました。
そこへ、どこからともなく見知らぬ男が現れます。
素朴で疑うことを知らない村人たちは、不振な男へも笑顔で挨拶し、決して豊かとは言えない生活にもかかわらず、家に招いて食事をご馳走したり、寝場所を提供してあげたりしました。
何日か過ぎて、男は村人を集めてこう話しました。
「皆さんはなんて原始的な生活をしているのでしょう。私が良いモノを教えてあげましょう。」
そういって、あるモノを皆に配り始めました。
「これはお金というものです。これを使えば交換がスムーズにおこなえます。」
さらに男は、野菜作りが得意な人は八百屋を、狩りが得意な人は肉屋を、釣りが得意な人は魚屋を、料理が得意な人はレストランを、お菓子作りが好きな人にはケーキ屋を、花が好きな人には花屋を、手先が器用な人には大工を、きれい好きな人には掃除屋をと、各人がお店を開くことを勧めました。
それまでは自分の生活に必要なモノを各人がバラバラに作ったり調達したりしていたのですが、男が置いていったお金を使って交換をする事により、それぞれが自分の得意なことや好きなことを活かして生活ができるようになりました。
また、作業を分担することにより、村人同士のつながりも密接になり、静かだった村に活気が出てきました。
一年が過ぎて、再び男が現れ、村人を集めてこう言いました。
「どうです?お金があると便利でしょ?申し遅れましたが、実は私、銀行家です。
この前、皆さんに10万円づつお貸ししました。来年、また来ますので、それまでに利子をつけて11万円を返してください。もし返していただけない場合は、お店の権利をいただくことになります。」
お金のある生活にすっかり慣れてしまった村人たちは、昔のような自給自足の生活に戻る気はありません。お金を貸してくれた銀行家に御礼を支払うのは当然と、利子をつけて返済することを了承しました。
再び日常生活に戻り、いつもどおり商売に励む日々が続きました。しかし、なんとなく手元のお金が気になります。すでに11万円持っている人は、お金を減らさないよう出来るだけ使わないことにしました。また、11万円持っていない人は、足りない分を何とか稼ごうと、もっと儲かる方法はないかとアイディアを捻る人が出てきました。
返済日が近づくにつれ、11万円持っていない人は焦り始めます。
「どうしよう?このままだとお店を没収されてしまう・・・」
こうして仕事の目的が、これまでのように人々が必要とするものを提供することではなく、お金を稼ぐことに変わっていきました。
そして、相手が必要としているかどうかなんて関係なく、とにかく売ってお金を儲けることを目指すようになります。
なんとなく村人同士の関係もギクシャクしてきました。
一年が過ぎ、銀行家は再び村へ戻ってきました。
「さぁ、皆さん、約束どおり、利子を付けてお金を返してください。」
10万円を100人に貸したので、村にあるお金は1000万円です。しかし、銀行家へ返すお金の総額は1100万円。当然、返済できない人が出てきます。
結局、村人の3分の2が返済できませんでした。村人の中に「勝ち組」と「負け組」が誕生します。
銀行家は「負け組」の人たちに向かってこう言います。
「またお金を貸してあげてもいいですが、皆さんはどうも商売が上手ではないようです。リスクが高いので、今度は利子を20%にして12万円を返してもらいます。ただし、今度こそ返していただけない場合は、お店の権利を貰いますよ。」
銀行家は返済の誓約を得て、再び村人にお金を貸し付けて行きました。
「では、また1年後に。」
どうですか?何かに気づきましたか?
このお話は下記の書籍から引用しています。
大変面白い本なので是非一度読んでみて下さい。
お金の真実を知ることにより、見えないものが見えてくるかもしれませんよ。
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