銀行等保有株式取得機構と日経平均株価

銀行等保有株式取得機構 がまた動き出した。 平成18年9月末以来、株式の買い付けを停止していた銀行等保有株式取得機構が、また買い付けを始めたのである。

平成21年(西暦2009年)3月11日にリリースされた 第3次改正法に基づく株式買取りの概要について(PDF) で記述されている通り、主に以下のような変更が行われた。

買取期限変更
平成18年9月末 ⇒ 平成24年3月末
政府保証額
2兆円 ⇒ 20兆円

そして同日、機構の運営委員会では以下のとおり議決された。
株式の買取期間について(平成21年3月12日~平成21年10月30日)(PDF)

株式の買取期間を平成21年3月12日から平成21年10月30日までと定める。

この改正のインパクトは非常に大きく、株価は素直に反応している。 (機構に良い値段で買い取らせるために金融機関が株価を吊り上げているのだろうか?謎)

特別勘定での買取実績(平成21年3月末) (PDF) の買取実績を見てみると、平成21年 3月(3月12日~3月31日)で415億円(累計415億円)とある。

日経平均株価を見ると、銀行等保有株式取得機構の買取開始日(平成21年3月12日)辺りから不自然な株価上昇が始まっているのが分かる。(正確には3月10日を底に日経平均上昇開始。)
銀行等保有株式取得機構の買取開始と日経平均株価

株価が全体的に上昇している中で、ほとんど死に体の銘柄、所謂"クソ株"までストップ高を連発しているのは気になるところである。 株価上昇に釣られて最近株式投資を始めた個人投資家が、何も分からずにクソ株を掴んでしまい数ヵ月後に梯子を外される光景が目に浮かんでしまう筆者はペシミストなのか。

追記: 2009/12/04

すっかり見落としていたが、10月28日付けで買取期間の延長が決定されていたようである。
対象株式等の買取期間について(平成21年11月2日~平成22年4月30日)(PDF)

「対象株式等買取りの買取期間を平成21年11月2日から平成22年4月30日までと定める。」

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